アメリカ統治時代に発展したステーキ文化
ご飯の締めに食べるのはラーメンやお茶漬けなど好みが分かれるところですが、沖縄ではステーキを締めにする人が多いです。
それだけ身近な食べ物として浸透しているのには理由があって、それはアメリカ統治下にあった時代にさかのぼります。
沖縄に入ってきた米軍基地や周辺の関連飲食店の多くで牛肉がかなり消費されていましたが、その影響が沖縄県民にも広がってステーキを食べる機会が増えました。
しかも、昔は本州と比較すると輸入牛肉にかけられていた関税が安かったこともあって、気軽にステーキにして食べることができたのです。
こうした背景もあって沖縄にはたくさんのステーキ店がありますが、一般に自宅でもよく食べられています。
全国平均と比較すると約3倍ものステーキ店が存在していて、当然全国トップの店舗数を誇ります。
それだけに、沖縄に来たらステーキをぜひ食べて行ってもらいたいものです。
たくさんの店舗があるため、それぞれのお店での扱う肉の質や焼き方、ソースの味なども違っていて、食べ比べをする楽しみもあります。
沖縄ステーキの有名店
実にたくさんの人気店がありますが、最近勢いを伸ばしているのがファストフード感覚のステーキ店です。
その代表とも言えるのが「やっぱりステーキ」です。
全国進出していますので知っている方も多いと思いますが、沖縄には25以上ものチェーン店があって、気軽に立ち寄ってステーキを楽しめるのがうれしいところです。
おすすめのステーキは100gのステーキで、1,000円ちょっとでスープやサラダ、ライスのおかわり自由が付いていただけるというコスパの良さが特徴です。
テーブルにはたくさんのステーキソースや味変用の調味料が用意されていますので、自分好みの味付けにしていただけるのも魅力です。
「ジャッキー ステーキハウス」は創業1953年の老舗店で、沖縄を代表するステーキハウスです。
肉の味わいをしっかりと楽しめるテンダーロインや、ニューヨークスタイルのステーキもあり本格的なステーキを試したい方におすすめです。
ランチはリーズナブルな価格設定となっていて、いろいろな料理の組み合わせを楽しめるのもメリットです。
サンドイッチやタコス、タコライスなど他のメニューも豊富にありますので、それぞれの好みに合わせてチョイスできます。
「ステーキハウス88」も、沖縄のステーキ店の定番とも言えるお店です。
ファミリーや友人同士でも気軽に行けるお店ですし、グループでも利用しやすい広い店内となっています。
上質のお肉をリーズナブルな価格で提供しているのが特徴で、1,000円くらいからステーキをいただけます。
提携している牧場から送られてくる石垣牛など本格的なステーキも用意されていて、沖縄ならではのステーキを満喫できること間違いなしです。