尋常じゃない⁉沖縄の「甲子園熱」

春夏の風物詩ともいえる高校野球!沖縄の甲子園熱はすごい!

どの地域でも野球が強い高校が近くにあると、今年こそ甲子園に行ってほしい!など、住民の方々も熱が入るものですし、身内に高校球児がいれば目指せ甲子園と必死に応援するでしょう。
しかしこの熱が尋常ではないところがあるのです。
それが沖縄でとにかく高校野球に対する熱意がものすごく、高校野球の試合が始まれば沖縄の経済はストップするといわれるほどなのです。

各地域、本当に地元の高校が甲子園となればみんな試合の日になるとそわそわ・・・仕事しながらでもちょっとネットで状況を確認する等、応援に力も入りますが、沖縄の場合はもっとすごいのです。
甲子園の試合の模様が伝えられる時間になると、沖縄の交通量が減るといわれるほどで、実際に街全体が静かになるといいますので、この熱狂ぶり、ものすごいと感じます。

家々から聞こえる応援の声

職場でも試合時間になるとテレビの生中継をつけたり、テレビがない職場ではパソコンのネット配信を見る等、全く仕事にならない様子です。
沖縄の各個人宅でも外に聞こえるほどの声で「うわ!今のストライクだろう?」とか、「よっしゃー!!」など響き渡ります。

職場の作業効率が落ちようが沖縄県民にとって沖縄県代表の高校が甲子園で戦っているという事の方が一大事!県民をあげて沖縄代表高を応援するなんてすばらしい県民性だと感じます。

実際に交通量が激減・・・調査でも明確にわかる沖縄県民甲子園熱

実際に甲子園で熱闘が続けられている時間帯、本当に沖縄の経済がストップ状態になっているのかを確認された方がいるのですが、その画像などを見るとびっくりするくらい「本当に」経済がストップしているということがわかります。

普段ならたくさんの交通量がある国道58号線、どの付近でも普段よりも車が少ないというレベルではなく、ほとんど走っていないというくらいです。
試合開始前にはトラック、普通乗用車等普通に走っていた車がどこに消えたの?と思うくらいに閑散とした道路です。

では移動中の皆さんや車を運転していた働く人々はどこで応援していたのかというと、地域の食堂、携帯電話ショップ、電気店、スーパーの休憩所・・・・とにかく甲子園の野球中継を見る事の出来るところに集まっていたのです。
食堂では食事がすでに終わっている人も動かず、飲食店スタッフから調理人までテレビにくぎ付け、仕事どころではありません。

企業によっては会議室にプロジェクターを持ち込んでパブリックビューイング的な雰囲気で応援!!企業をあげての応援を行っているという所もありますし、市場でもテレビにくぎ付け・・買いものどころではありませんし、安いよ!とお客さんに声をかける時間もなく、沖縄県民こぞって応援する姿がそこにありました。

こうした光景、本当に素晴らしいと感じます。
必死に頑張る高校生に、郷土の誉れ!とばかりに沖縄県民全員が応援するなんて、本当に沖縄の方々は情に厚い県民だということがよくわかります。