期間限定の植物園「よへなあじさい園」

個人の楽しみがこうじてあじさい園に!

よへなあじさい園はその名前の通りあじさいの鑑賞を楽しむことができるスポットですが、現在のような観光スポットとなるまでにはとてもユニークな経緯があります。
もともとこのエリアにはみかん畑などが広がっていたのですが、饒平名(よへな)ウトさんという方が趣味であじさいを育て始めたところからその歴史がスタートしました。

ウトさんが最初に育てはじめたあじさいは、たった2株だったといいます。
それから30年以上、現在では1万株、30万輪を超えるたくさんのあじさいの花が季節になると美しく咲き乱れる魅力的なスポットとなりました。
そして現在そんな美しい光景を楽しむ観光スポットとして、そしてウトさんの名前を冠して「よへなあじさい園」として開放されています。

観光スポットとしての特長は、やはり期間限定の植物園であるということ。
とにかく「あじさいの鑑賞を楽しむ」ことに特化したスポットなので、開放されるのもあじさいシーズンのみで、この時期を逃したらこの植物園の魅力を味わえない!というわけです。

開放される時期はあじさいの開花シーズンに合わせており、毎年5月上旬、GWがすぎた頃に開園されます。
ピークの時期は天候などの影響もあるので毎年異なっており、5月半ば過ぎから1ヶ月くらいが目安となっています。
ですから、この時期に集中して来園客が訪れる光景が毎年見られています。

どんな魅力がある?

とにかくいろとりどりの美しいあじさいを鑑賞し、楽しむ、よへなあじさい園の魅力はここに尽きるといってもよいでしょう。
園内で鑑賞することができるあじさいの種類は約40種類ほどで、これほど多彩な種類のあじさいを一度に楽しむことができるスポットは非常に珍しいそうです。
美しい青色をしたヒメアジサイやブルーダイアモンドが敷地内を埋め尽くす光景はまさに絶景、パノラマ状に広がる景色に驚嘆することでしょう。

なお、平成18年に実施された「西日本あじさい園」のランキングにおいて6位に選定された実績もあります。
沖縄の開放的なイメージと視界を覆い尽くすカラフルなあじさいの色彩は、沖縄観光のよい思い出になるのは間違いないでしょう。

楽しみ方は?

このあじさい園を楽しむ上で、とくに難しいことはありません。
とにかくあじさいを鑑賞する!です。
ただ、シーズンになると多くの来園者が訪れるのでじっくり楽しみたい、という方は朝早く訪れるとよいかもれません。

営業時間は9:00~18:00ですが、バスツアーが組まれ団体の観光客が訪れることもあるので、閉園間近に楽しむのもよい選択肢でしょう。
ただ、せっかくあじさいを楽しむのですから、混雑を避けて開花のピークをずらして来園するくらいなら人が多いのを覚悟の上でピークのときを訪れた方がよいでしょう。
そのためにも来園時間をちょっと工夫するとよさそうです。