海に囲まれて爽快なドライブができる「海中道路」

海の中を走っている気分に浸れるスポット!

沖縄には、「海中道路」と呼ばれる県道があります。
沖縄県道10号伊計平良川線の一部、全長およそ4.75kmほどです。

「海中」と名付けられていますが、海中トンネルのなかを車が走るわけではなく、底が浅い海域に左右に土手を築いた状態で作られた道路のことです。
海の中に潜って走るのではなく、海面に左右を囲まれながら走るという表現が適切でしょうか。
いずれにしろ、空の下、海の中を走っているような爽快な気分に浸れる道路です。

沖縄といえば雄大な海とどこまで続く青い空をイメージする方も多いでしょう。
この海中道路は、そんな爽快かつ開放感にあふれる沖縄の魅力をたっぷりと味わえるスポットと言えます。
レンタカーを借りてこの道路を走れば、忘れられない沖縄旅行の思い出になるはずです。

このように観光スポットとしての魅力を備えている道路ですが、もちろんれっきとした県道ですから、移動ルートとしての役割も担っています。
海中を通る道路ですから、船を使わず車で島から島へと移動できるメリットもあるのです。
実際にこの海中道路を使って沖縄本島から平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島へと移動することができます。
ドライブコースとしてもよし、移動ルートとしてもよし、一石二鳥の道路です。

特長は?

観光スポットを巡るためのルートとして役立つ点も、特長として挙げておくべきでしょう。
まず、海の中(上)をドライブしながら観光名所を巡っていくことができます。
例えば沖縄本島と平安座島を結ぶ途中には「海中道路ロードパーク」という施設があり、海水浴やバーベキューを楽しめるほか、「海の駅 あやはし館」もあります。
ここには海の文化資料館も併設されているのでこの地域の歴史を学ぶことができます。

あるいは浜比嘉島には、「シルミチュー」というパワースポットもあります。
ここには琉球を作った開闢の紙、アマミキヨとシネリキヨが居を構えたと伝えられる洞窟があり、現在でも多くの人達から信仰を集めている場となっています。

海中道路の魅力・楽しみ方は?

海中道路はそこを車で走ることそのものが魅力であると同時に、沖縄の魅力的な観光スポットを巡るためのルートにもなる魅力も備えています。
海の中を走っているような気分にとにかく浸る…というのも楽しいですが、うまく観光スポット巡りと組み合わせることで海を通りながら観光をより楽しむことができるようになります。
沖縄の有名な観光スポットといえばどうしても沖縄本島に集中してしまいがちですが、この海中道路を使えば他の島のスポットも効率よく巡っていくことができるでしょう。

そしてやはり「天気がいい日に走ること」もポイントになるでしょう。
左右は海、上は晴れ渡った青空、このシチュエーションこそ、海中道路を最大限に楽しむ上での最高の舞台設定となるはずです。