那覇のディープスポット「桜坂」

沖縄良好で少し変わった場所を楽しみたい

せっかくの沖縄旅行、皆が行くようなところばかりを訪れても楽しくないと思う人もいるものです。
そういった人におすすめなのが桜坂です。

桜坂は沖縄にある歓楽街なのですが、昭和のレトロな雰囲気と新しく開業した店舗によって独特な街並みになっています。
ここではこの情緒ある歓楽街の桜坂を紹介していきます。

桜坂とは

桜坂というのは呼び名であり地名ではありません。
そのため地図を見ても桜坂という地名はないですし住所から見つけることができない場所です。

エリアとしては那覇市にある牧志が桜坂のあるエリアになります。
国際通りソイにあるゆいレールの牧志駅から5分ほど歩くと桜坂中通りという場所があり、ここが桜坂界隈にあたる場所です。

もっとも栄えたといわれている昭和30年代後半にはお店が300以上あったといわれていますが、今はその軒数は減っています。
しかし、当時の面影を残す昔懐かしいたたずまいのお店も営業していますし、新たな営業を始めたお店もありノスタルジーな空気と今のモダンさとが融合した他ではなかなか見られない独特な雰囲気を生み出しています。

 

桜坂の由来

桜坂という名前は桜坂劇場前の道である「桜坂通り」に由来しているといわれています。
しかし、劇場周辺には桜の木が見当たりません。

桜坂通りが開通した当初は桜の苗を坂に植樹したといわれています。
しかし、街の発展に伴い工事車両の往来で桜が倒され朽ちてしまい桜がないにも関わらず道の名前だけが残っているのです。

桜坂の中心、桜坂劇場

桜坂劇場は1952年に芝居小屋「珊瑚座」として開業したのが始まりであり、のちに映画館となりました。
何度か名前を変えて運営が続いたものの残念ながら2005年に閉館してしまいます。

ここを復活させようということで誕生したのが桜坂劇場です。
今ではカフェや沖縄県のアーティストの作品を販売するセレクトショップ、市民大学によるワークショップといったものが開催されにぎわっています。

昼と夜で違った顔を見せる桜坂

昼間は国際通りのにぎやかさと比べると桜坂は人が少なくゆったり街歩きを楽しむのに最適です。
飲食店も営業しているところがあるのでランチやデザートを楽しんだり、食後のコーヒーを楽しんだりということもできます。
おしゃれな雑貨店も多くあるので、食事を楽しんだ後は散策しながら雑貨店巡りをするのもおすすめです。

夜の桜坂ももちろん魅力的です。
昼間ののんびりした空気から一転、華やかな街へと変わり夕方以降から営業を始める飲食店もたくさんあるので一気ににぎわいをみせます。
それ以外にもライブハウスがありライブやイベントが開催されていることも多いです。